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「大切なものを
見落としては
いないだろうか」
こんなの当り前
と思っていたことが、
実は当り前ではない事が
多くある。
例えば、
“美味しいステーキ。
お金を払ったんだから、
食べれて当り前。”
ではありません。
畜産農家の人々の苦労、
手数なくして牛は育たない。
屠殺、解体する人の
労力なくして、
牛1頭丸ごと出されても
困ります。
調理する人の
工夫がなければ・・・。
今、目の前に
表れてはいないが、
見落としてはいけない
大切なものがある。
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日本の「いただきます」
という言葉が好きです。
命あるものを食さないと
生きてはいけない。
全ての命を
大切にいただきます、
という意味です。
また、「ごちそうさま」の
「馳」「走」はともに
「はしる」という意味。
いろんな人が
走り回ってくれたお陰様で
食事を摂ることができました
という意味です。
ここで
「食事訓」五観の偈(ごかんのげ)
を紹介します。
功の多少を計り彼の来処を量る。
己が徳行の全欠を忖って供に応ず。
心を防ぎ過を離るることは
貪等を宗とす。
正に良薬を事とすることは
形枯を療ぜんが為なり。
成道の為の故に今この食を受く。
【略訳】
この食事がどうしてできたかを考え、
食事が調うまでの多くの人々の働きに
感謝をいたします。
自分の行いが、この食を頂くに
価するものであるかどうか
反省します。
心を正しく保ち、
あやまった行いを避けるために、
貪など三つの過ちを
持たないことを誓います。
食とは良薬なのであり、
身体をやしない、
正しい健康を得るために
頂くのです。
今この食事を頂くのは、
己の道を成し遂げるためです。
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