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「明珠在掌
(めいじゅたなごころにあり)」
と記された紙が、
伊豆のマグロ料理屋の
席に置いてあるそうだ。
“本当に価値のあるものは、
もう既にあなたの
手のひらにある”
という意味。
チルチル・ミチルの
「青い鳥」ではないが、
幸せはどこか
遠くにあるものでもなく、
又いつか先に
訪れるものでもない。
幸せは、いつでもどこでも
身近なところにある。
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白隠禅師坐禅和算の
冒頭にもありますね。
| 衆生本来仏なり |
| 水と氷の如くにて |
| 水を離れて氷なく |
| 衆生の他に仏なし |
| 衆生近きを知らずして |
| 遠く求むるはかなさよ |
| 譬えば水の中に居て |
| 渇を叫ぶが如くなり |
| 長者の家の子となりて |
| 貧里に迷うに異ならず |
【現代訳】
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迷える心を持つ わたしたちも本当は 仏なのです |
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それは ちょうど 水と氷のようなもので |
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水がないと氷が できないのと 同じように |
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わたしたちを ぬきにして 仏は ありえません |
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わたしたちが 仏であることを 知らずに |
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あちこち 探しまわるのは むなしいことです |
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それは、たとえば 水の中にいながら |
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水をください!と 叫んでいるようなものです |
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本当はとても幸福なのに そのことに気付かず |
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「わたしは不幸だ」と 嘆いているのと同じことです |
先人の学びを素直に感じて
愉しく生きましょう!
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