明日は31日ですので
【明日の三十の行動指針】はお休みです。
その代わりに
先月の社内報巻頭言で
ミッションステートメントにもある
経営理念2013について書きましたので
再度転載いたします。。
稲盛和夫塾長の
「小善は大悪に似たり」を先ず読んで
我が社の経営理念を御読み下さい。
小善は大悪に似たり
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リーダーは、愛情をもって部下に接していかなければなりません。しかし、その愛情は、いわゆる溺愛であってはならないはずです。
“大善と小善”ということばがあります。
たとえば、かわいいために子どもを甘やかし、そのために成長するに及んで、人生を誤ってしまうということがあります。逆に、子どもを厳しく教育し、しつけていくことによって、素晴らしい人生を歩むということがあります。前者を小善、後者を大善といいます。
職場においても、様々な上司がいます。その中には、部下の意見を聞き、若い人たちがやりやすいようにしてあげる優しい上司もいると思います。しかし中には、非常に厳しい上司もいると思います。
もし、信念もなく、部下にただ迎合している上司ならば、決して若い人たちのためになりません。それは若い人たちにとって楽ですが、その気楽さは彼らをだめにしていくはずです。長い目で見れば、厳しい上司の方が、部下は鍛えられ、はるかに伸びていくはずです。
「小善は、大悪に似たり」と言います。つまり、短絡的に良かれとすることが、本人にとって本当にいいことなのかどうか、リーダーは、部下への真の愛情を見極めなければなりません。
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我が社の理念2013
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ミッションステートメントも新しくなったことを機に、我が社の理念について話そうと思います。
創始者である川村一人(かずと)は、社員が不平不満を抱きながらお客さまを幸福にすることはできない!と一念発起し川村義肢製作所を創業しました。
残念ながら創業10ヶ月後に逝去しましたが、二代目社長川村一郎もこの創業の理念を引継ぎ、
「お客さまと社員のQ.O.L.の向上」という言葉にしました。
社是の最後にある「ともにゆとりある豊かな生活を築こう」にある「ともに」とは「お客さまと社員」という意味があると言っていました。
しかし私にこの理念について語る時は必ず、「社員とお客さま」という順番で話をしてくれました。
この頃はまだ「従業員満足あって顧客満足」という概念は認知されておらず、先代社長一郎は苦慮した上で
「お客さまと社員」という順番を使っていたのでしょう。
近年、ようやく世間でも「従業員満足」の大切さが認知されましたので、私は52期からこの理念を、
「ソウルパートナーとお客さまのQ.O.L.向上を絶対にあきらめない」
としました。
「そんなこといってもしょせん売上でしょ」というあきらめの企業風土は未だ残っており、「絶対に」という言葉をつけることで理念に対する覚悟を決めました。
Quality of Lifeの“Life”とは「命の営み」のことです。
ソウルパートナーの生命・生活・人生といった命の営みの質を向上させ続けなければ、お客さまの命の営みの質を向上させることはできません。
これが我が社の主軸となる理念であり、原理原則なんです。
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小善は大悪に似たり。
大善は非情に似たり。
このような考えがベースにあり
ストイックな姿勢があるらこそ
KAWAMURA経営理念が
はじめて成立するのです。