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「なるべく、
文句は言うまい」
ついつい人の欠点、
いたらなさを指摘し、
文句を言いがちになる。
しかし、ほんの少しの
アドバイスや
手助けによって、
文句を言わずに
済むことはたくさんある。
文句より助言の方が
受け入れ易く、
改めようとする
気持ちになれる。
太陽と北風の話
ではないが、
太陽はニコニコして
万物を育て感謝される。
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五事を正す
(ごじをただす)
という。
四書五経を熟読玩味した
中江藤樹翁の
言葉があります。
五事とは
「貌、言、視、聴、思」
(ぼう・げん・し・
ちょう・し)
を言い、それを正すとは、
なごやかな顔つきをし、
思いやりのあることばで
話しかけ、
澄んだ目で
ものごとを見つめ、
耳を傾けて人の話を聴き、
まごころをこめて
相手のことを思う
ということです。
ふだんの生活や
まわりの人々との
まじわりの中で、
自ら五事を正すことが、
すなわち良知をみがき、
良知に到る大切な道です。
(引用
近江聖人 中江藤樹
三百五十年祭
実行委員会発行の冊子)
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