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己の分(分限)をわきまえ、
足(たる)を知ろう。
それが、心豊かに生きる道。
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迷える心を持つ私たちも本当は仏なのです。
それはちょうど水と氷のようなもので、
水が無いと氷ができないのと同じように
私たち抜きにして仏はあり得ません。
私たちが仏であることを知らずに
あちこち探しまわるのは虚しいこと。
それは例えば水の中に居ながら
「水をください!」
と叫んでいるようなものです。
本当はとても幸福なのにそのことに気づかず
「私は不幸だ!」
と嘆いているのと同じことです。
いつまでも苦の世界から
抜け出すことができないのは、
自分の境遇をくよくよと嘆くからです。
その長い長い闇を通り抜けて
「生きる・死ぬ」という想いから
離れることが肝心です。
(坐禅和讃の前半現代語訳)
「悟りを開け」なんて申しません。
吾(われ)唯(ただ)足(たるを)知(しる)
の精神を忘れないでいましょう。
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