問題が発生した時に
自分の本性がさらされます。
わが社には既に絶滅危惧種と言っても
過言ではありませんが、
問題を「ただの困ったこと」
としてしまう人のパターンを
列挙します。
・「なるべく問題を起こさずに」
とウヤムヤにしてごまかす
・「誰(何)のせいか」と
犯人(責任の所在)を探し、
責めたてる、または落ち込む
・「私の立場も考えてよ」
と泣きを入れる
・知らん顔をして
自分は蚊帳の外に身を置く
・我慢、諦めてくすぶる
・フテくされ罵声を浴びせて、
その場から飛び出す
こういった
残念な人にならないように
「問題との向き合い方」について
三つ列挙します。
➀問題の原因を探る
原因を大局的に捉えて、
物事の進め方に
改善と工夫を見いだす。
発生した問題は、
一部分の現象に過ぎず、
全体の方向を指南する天意
と捉える。
これが「積極人生」に
脱皮する最短の道です。
➁問題の意味(意志) を知る
「目前の問題は、
私の心を育てるために、
何を教えているのか」と、
頭をフル回転の中させ、
静かに自分を振り返りつつ、
柔軟かつ爽やかに自分自身の
考え方・身の振り方を改める。
傲慢・ワガママな心を
洗い流した分だけ、周囲の
「やる気」に火をつけ、
環境を変化させる
エネルギーを生み出す。
③「苦難はそのまま美である」
と受け止め、
できるだけ問題を大きく育てる。
私情や噂、観念論ではない
“ありのままの事実”が
認識できる状況を創り出し、
その事実と真向かったとき
「人間力」が生まれる。
犯人さがしする時間があるのなら、
真の原因さがしに努めましょう。
すべての因は我にあり。