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「故に善く戦う者は
　不敗の地に立ち、
　而して敵の敗を
　失わざるなり。
 
　是(ｺ)の故に
　勝兵は
　先ず勝ちて
　而る後に戦いを求め、
　敗兵は
　先ず戦いて
　而る後に勝ちを求む」
　
戦いに巧みな人は
絶対に負けない
不敗の立場にあって
敵の態勢が崩れて
負けるようになった機会を
逃さないのである。
従って、
勝利の軍は開戦前に
先ず勝利を得てから
戦争をしようとするが、
敗軍は
先ず戦争を始めてから
後で勝利を求める。
つまり、
ライバルと戦わなければ
ならなくなった時は、
自社の態勢（体制）が
不敗の状態か
を見極めてから行い、
意地や浅い考えで
始めてはいけない。
不敗の状態でない時は
耐えること、
相手の土俵に
乗らないことである。
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その戦いに耐えられる
状態であるか
見極めること、か。
そういえば、
八甲田雪中行軍遭難事件
がそうですよね。
上官に「行けるか？」
と聞かれれば
「行けます！」と
嘘ついてでも
言わなきゃならないのが
当時の常識。
それではダメなのです。
リーダーの英断が
重要になってくるのです。
   

   
     
 

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