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「兵は拙速(セッソク)なるを聞くも、
未だ巧久(コウキュウ)なるを賭(ミ)ざるなり。
夫れ兵久しくして国の利する者は、
未だこれ有らざるなり(作戦篇)」
(戦争には拙速即ち、まずくとも
素早くやるというのはあるが、
巧久即ち、
うまくて長引くという例はまだ無い。
そもそも戦争が長引いて
国家に利益があるというのは、
あったためしがない)
【拙速は現実的な戦い方である。
理屈では「巧速」が
最善であるに決まっているが、
現場では巧速はあり得ない。
これは結果的に巧遅か拙遅になる。
戦いの場は「機(チャンス)」を掴み、
機に投ずることが益となる。
機を得、機を失うのは瞬間であるから、
巧にして久しいのは益がない。
結局、拙速の方が「巧」である。
変化めまぐるしい現代は、
変化を先取りすること、
タイミング・スピードが重要となる。
経営は「機(チャンス)」の連続だ。
「機」は待つものではなく、
掴むものである。
やる気を持続し、勢いを失わない為には、
計画に手間取ることはよくない。
だが、拙速とは、
粗雑・大雑把のことではない】
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毎年カレンダーをお配りしているのですが
その挨拶文(2021年)を転記いたします。
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ごあいさつ
今年もカレンダーをお届けする季節となりました。
平素はひとかたならぬ
ご愛顧を賜りまして誠にありがとうございます。
“明日ありと 思う心の あだ桜
夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは”
「今を盛りと咲く花も、
一陣の嵐で散ってしまいます」
松若丸(9歳)が詠んだ和歌
世の中には宝の山に入りながら、
素手で引き返す人がたくさんおられます。
このカレンダーにも六曜が記されていますが、
実は 思い立つ日が最上吉日であります。
気づいた時、気がるに、
喜んでさっと処理する、気づくと同時に行なう
これは成功の秘訣、健康の秘法であります。
カレンダーを手にしてくださった皆さまと共に
今の一秒の集積である“今日一日”を
充実した素晴らしい日にし、
この美しい春夏秋冬を謳歌いたしましょう。
代表取締役 川村 慶
毎朝7時のおはようメッセージ受信は
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